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あじさいを知る


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みなさん、あじさいを知っていますか?いまは、ちょうど梅雨の季節、もちろんみなさんもあじさいを楽しんでいらっしゃると思います。しかし、本当にあじさいのことを知っているか、と問われると、はたして、あじさいについてどれくらい説明ができるのか、疑問が湧いてきます。

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昨日27日、『大磯アートハウス』で「こども絵画きょうしつ」がおこなわれました。テーマはあじさいをよく知ることです。(あじさいを綺麗に描くことではありません。)

まず、茎を触ってなでてもらいます。どんな感じがするか、こどもに感想を話してもらいます。

「つるつるしている」 「縦にスジが入っている」 「硬い」 「ぷつぷつ斑点がある」 「切り口を見ると、中が白くてふさふさしている」

こどもの目は純粋で、たくさんの発見が語られます。

次に、葉っぱを触ってもらいます。

「スジが枝分かれをしている」 「表は色が濃いのに、裏は薄い」 「すじとすじの間は葉がもりあがっている」 「葉の裏はスジがもりあがっているのに、表はそうでもない」 「黒い斑点がある」 「茎に比べてやわらかい」 「ギザギザは葉の根元は無いのに、先に行くにしたがってこまかくなっていく」 「たれて立体的にねじれている」 「葉と茎の間に角みたいなのがある」

ここで、どうしてスジが枝分かれをしているのか、質問してみます。

「お水を運ぶため」

と即答。では、お水はどこから運ばれてくるの?

「根っこ」

こどもには知識として、というよりは、生命を捉える直感があるのだと思います。次は花を触ってもらいます。

「葉っぱよりやわらかい」 「花びらが四枚」 「花びらがくっついて3枚のものがある」 「5枚のものがある」 「真ん中に丸くてばってんのものがある」 「花の後ろに蕾がある」 「青いのと、白いのがある」 「枝が青い」 「花がおわると雄しべがのこる」

目をキラキラさせてあじさいの花の房をかき分けてその世界に入り込んでいき、いろいろな発見をし続ける姿には圧倒されて感動してしまいました。

「じゃあ、今感じて発見したものを描いてみようね。」

4歳と10歳の子の目で発見された新鮮な喜びが描かれました。

考えるに、大きさや形を正確に描くことは、単なるテクニックであって本質ではありません。本当に大切なのは、自分の五感と生命に対する直感を総動員して発見したことを、どうやって描いたら表現できるのかを、自分なりに模索して開拓していくこと、なのだとおもいます。

よく、センスが無い、絵ごころがない、というお話を聞きますが、さかのぼって考えると過去にそう思わされてしまった経験があるようです。

必要なのは、センスや絵ごころではなく、発見する好奇心とその喜びなのだと思います。

こどもたちの全身全霊で発見の旅に飛び込んでいく姿に衝撃を受けました。ハッと気付かされること、また、新たな眼で世界を見なおしてみるきっかけをいただけました。

4歳と10歳とは思えないデッサン力は、教えたわけではなく、正しく知ることから生まれました。

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ビジョン 『いのちよろこぶ社会』 を目指します。

『いのちよろこぶ社会』とは・・・ すべての人が、こころから「生まれてよかった」、与えられたいのちが「生かされている」、と思える社会です。毎日の暮らしがよろこびとなる役目(こうありたいと自分で決めた理想像)に出会い、それを生涯にわたって全うできることを理想とします。

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